当社は、ブロードバンドアクセスソリューションとして需要が急拡大しているADSLサービス用機器のサプライヤーとして局側装置及び加入者宅用端末を国内外の多くの通信事業者に納入しています。
IP電話サービスは、VoIP(Voice over IP)技術、即ち電話の音声・制御信号を、IP網により転送する技術を利用することにより、電話サービスの低料金化を実現するものです。現在のIP電話サービスは殆どの場合、中継回線のみIP網経由とし、加入者回線は既存の電話交換システムを利用しています。
各通信事業者は、本端末を用いることにより、この加入者回線部分をADSLアクセスを用いたIP網経由に置き換えることが可能となり、通話コストを更に低下させることを期待出来るため、サービスの具体化を急いでいます。
加入者は、本端末に既存の電話機もしくはFAX機器を接続し、IP電話サービスを提供する事業者との契約を行うことにより、現在のADSLによる高速インターネットアクセスに加えて加入者回線部分まで含めたIP電話の利用が可能となります。
本端末は、VoIPのシグナリング(信号制御)方式として今後主流となると見られるMGCP*1とSIP*2の両プロトコルをサポートします。また、接続する電話機器に発信者番号を表示するナンバーディスプレイ機能をIP電話サービスでも使用可能とするなど日本独自の仕様にも対応しています。
ADSL加入者は今後20〜30万/月以上のペースで増加すると見込まれており、本端末は置き換え需要も含めて2〜3万台/月の販売を予想しています。
また、ADSLアクセス以外のブロードバンドインターネット接続サービス上でのIP電話サービス用途として、ADSLインタフェースを除いたIP電話用ターミナルアダプタ単体の商品化についても検討中です。